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ねらわれた学園 [学園オカルト]

◆・ねらわれた学園(1981年東宝)

監督 大林宣彦 脚本 葉村彰子 原作 眉村卓 音楽 松任谷正隆 

配役

三田村由香(薬師丸ひろこ) 高見沢みちる(長谷川真砂美) 関耕二(高柳良一)
 須田先生(岡田祐介) 有川正一(手塚真) 山県先生(三浦浩一)
由香の父(山本耕一) 母(赤座美代子) 星の魔王子(峰岸徹) 関の父(ハナ輩)
清水先生(大石吾朗) 酒屋店員(鈴木ヒロミツ) ナース(壇ふみ)
第一主審(角川春樹) 会場アナウンス(松原愛)  有川の母(久里千春)
校長(眉村卓) 第1回副審(高林陽一)城南高校部長先生(松田政男)
城北高校部長先生(小谷承靖)

主題歌 「守ってあげたい」作詞、作曲・唄 松任谷由美

◆・ストーリー


 第一学園に通う「由香」(薬師丸ひろこ) は、クラスメート達と学園生活を楽しんできたが
、ある日、自分に不思議な能力がある事に気がつく。その能力を使い、剣道の対外試合で
、親友の関(高柳良一)を勝たせてあげたが、喜びも束の間、直後に謎の人物(峰岸徹)
を発見して胸騒ぎを覚えるのだった。
 学園には得体の知れない少女、高見沢みちる(長谷川真砂美)が転向してきて、
なぜか生徒会長に当選してしまう。高見沢は不思議な能力を使って、次々と教師達や
生徒達のコントロールに乗り出していき、学園を支配し、楽しかった学園生活が異様な物
になっていく。しばらくすると生徒達の中で選ばれた者たちが「英光塾」へ連れて行かれる
のが判明する。英光塾と高見沢、そして謎の人物等が絡んで、何かを企んでいるのだった。
ユカは関と一緒に英光塾へ乗り込み、彼らに闘いを挑む。


◆・レビュー

 眉村卓原作で、1982年に原田知世主演のTV版、1997年に村田和美主演の
映画とTVのリメイク版が制作されている。この大林宣彦作品では、ユーミン(松任谷由美)が
作詞作曲した主題歌が、上手くマッチした内容で、アニメと実写を合成した描写が、
時には牧歌的、時には刺激的だが、コミカルな雰囲気を出す。そしてオーケストラのような
劇的なBGMが効果的、かと思うと、一見ミュージカル風の演技が、スクリーン一杯に
拡がっていく。大林ワールドが目一杯に展開されて、SF色と学園青春ドラマがミックスした
ファンタジーな内容になっており、面白い作品に仕上がっている。
 
 正統派の映画監督やスタッフからみたら、「ナンダ~こりゃ~」と言って、半分バカにする
事もあるかも知れないが、意味不明の前衛的な作品を高く評価するならば、既存の映画監督
とは異なる経歴で、独特の映像表現を駆使する大林作品の方式も高く評価する寛容さが必要
ではなかろうか。
 さて内容はというと「ハウス」みたいに、遊びとユーモアの精神が溢れている。
金星から来たという、星の魔王子に扮した峰岸徹のキャラクターに、大げさな台詞
「私は宇宙だ~」と言って、マントを拡げると腹に大きな目玉を付けた衣装。
「理性も知性も感じられない」ほとんどピエロである。
そのピエロが「地球の一人の小さな少女・由香」の、熱い情熱と友情に負けて退散すると言う
設定が、ほとんど3流漫画の世界の戯言なのだが、それを爽やかなファンタジーにしてしまう
のが大林ワールドの素晴らしさである。

 冒頭の新入部員募集のシーンはミュージカルっぽく、踊る姿を見ていると、まるで全クラブが
ダンス部みたいだが、日本映画では斬新な演出ではないかと思う。実際の学園で、体育会よりも
同好会ならば、このような勧誘方法を行ったら愉快ではなかろうか。
 
 教師役で、まだ俳優をやっていた頃の岡田祐介(現東映社長)コッキ―ポップの司会で
お馴染みの大石吾朗が出演しているが、これがまた絵になっている。
それ以外にも、ナースに壇ふみ、会場アナウンスに松原愛がチョイ役で、そして角川春樹
だけでなく、高林陽一、小谷承靖、松田政男が審判や部長先生で出演しているのは御愛嬌か。
 

★・点数70点

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